石森市長(左から3人目)とクラブ会員。寄贈した時計台の前で
東京八王子西ロータリークラブ(塚本達二会長=右写真)が創立50周年を迎え、5月21日、京王プラザホテル八王子(旭町)で記念式典を開いた。約300人が出席した。
壇上にあがった塚本会長は「この長い歴史を刻んできた先輩方に感謝、今後の若い世代の活躍に期待をしたい」と挨拶し、会員数について「20年ほど前まで120人を超えていたが60数人にまで減ったこともあった。5月末時点で103人に増えた」と説明した。来賓の石森孝志市長は同クラブの存在を「まちづくりにおいて大事なパートナー」と感謝し、萩生田光一衆議院議員は「最近は若いロータリアンが多い。しっかりと存在感を示してほしい」と期待を寄せた。
感想画・文&台湾訪問
クラブの主な事業は2012年度から始まった「読書感想画・感想文コンクール」で、今年度は50周年の記念事業の一つにもあてられた。青少年育成に力を入れる同クラブが市と共催で行っているもので、毎年市内の小中学生から作品を受け付けている。今年度は合計5000作品を超える応募があった。上位入賞の中学生10人は市の友好都市である台湾・高雄市への派遣が用意されている。
この派遣事業「八王子ジュニア国際フレンド台湾訪問団」について同クラブでは「2泊3日だが、行って帰ってくると、生徒の表情などが変わる」と話す。今年も3月末に実施。生徒は現地の中学で英語の授業に参加した。「差が大きい。台湾の子は積極性もある」そうで、日本の生徒にとって刺激になるようだ。帰国後も交流を続ける生徒もいる。
時計台を寄贈
また、記念事業として高尾山の新しい観光スポット「599ミュージアム」の敷地内に時計台を寄贈した。担当者は「温度計もついていて便利なものと思う。シンボルになれば」と話した。