大谷町の大善寺で10月23日(日)、お十夜(じゅうや)(十夜大法会)が行われる。午前10時から午後4時まで。雨天決行。主催は八王子お十夜実行委員会(山崎堯夫委員長)。当日は本殿前をメインステージに様々な催しが企画されている。
「かつて市内で一番賑わった催し。1日で7、8万人の来場があった」。山崎さんは振り返る。お十夜は同寺が大横町にあったころ、「関東三大十夜」のひとつとして知られ多摩一円から多くの人が集まった。
江戸時代初期に八王子城の戦没者の供養をしたのがはじまり。お十夜は浄土宗の法要の一つでお経が10日間続くことからそう呼ばれるようになった。明治以降、八王子が織物で栄えるのと比例するように「祭り」の規模もだんだん大きくなっていた。
2012年、50年振りに
しかし1961年、区画整理のため同寺が移転をすると開催はなくなった。同寺の檀家で賑やかだった頃を知る山崎さんらは「自分たちが動けるうちに復活を」と2011年、市に打診。実行委員会を立ち上げ関係者を集めた。そして12年、新たな地で50年振りに開催。今回が復活後、5回目の実施となる。「また市民の祭りになれば。家族連れなどに多く来てもらいたい」(山崎さん)
会場へは車の乗り入れができないため、当日は八王子駅から無料の送迎バスが用意される。問い合わせは同寺【電話】042・642・0716へ。
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