先月まで、ブラジル・リオで開催されていた五輪・パラリンピック。黄色と緑の国旗を陽気に振る現地の人々の笑顔が印象的だった同大会。そんな「ラテンのノリ」に魅了されたかつてのサッカー少年たちが八王子市内で活躍している。
その一人が市内を中心に不動産業にあたる杉本浩司さん(40)だ。高校卒業後にブラジルへサッカー留学し、FWの選手として現地でプロ契約を果たすなど活躍した経験をもつ。「ブラジルの選手は良い意味でずる賢かった」と笑う杉本さん。得点を挙げるために、瞬時に最善策を考え、柔軟に動くことができる選手が多かったという。そんなサッカー王国の選手たちと切磋琢磨してきたことが、自信となって「今の自分」を支えているという。「『あの時と比べればこの位平気』と何事にも突き進む力がつきましたね」と杉本さん。最近では、本業のほか、市内中小企業と学生を結ぶ活動や、市と協力して市内で起業を目指す人向けの貸オフィス事業にも参入するなど、「いいなぁ」と思ったことに柔軟に取り組んでいる。「人との繋がりを大切にしています。今でも、ブラジル人の友だちと連絡を取り合っています」
「サッカーで遊ぶ」魅力伝える
もう一人が、サッカー指導者として活動する一方、市内で発達障害児などを対象とした遊び場「Dアウラ」を主宰する森久保憲秀さん(34)。10年前に、サッカー指導者として「今後の道」を模索していた時に、見聞を広めるためブラジルへ。「街中で現地の人たちがサッカーで『遊ぶ』姿に衝撃を受けました」と森久保さん。大人から子どもまで年齢を問わず、「遊んでいる」様子に「これがサッカーだ」と再認識したという。「習い事感覚でサッカーをすることが多い日本の子どもたちに、サッカーで『遊ぶ』ことを伝えていきたいですね」
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