市内32店舗の和菓子店などで構成される「八王子和菓子組合」(楢本康司組合長)は先ごろ、市内蕎麦店(26店舗)が加盟する「八王子蕎麦商組合」(加藤敬一組合長)と合同で両組合店舗が一覧できるマップを製作した。各店舗のほか、八王子市役所などに設置し、「相乗効果」で双方の集客につなげたい考えだ。
完成した「八王子和菓子と蕎麦食べ歩きマップ」は、縦15センチ、横10・5センチのポケットサイズの大きさで、見開くとA3サイズになる。利用者にマップ片手に散歩を楽しみながらお店をまわってもらうことなどをイメージしてつくられた。マップには、各店の営業時間などの基本情報のほか、お店からのPRコメントが掲載されている。両組合の加盟店で手に入るほか、八王子市役所などに設置される予定だ(計3万部)。「蕎麦屋さんのお客さんに和菓子にも目を向けてもらうなど、相乗効果で互いの集客アップにつながれば」と和菓子組合の楢本さんは完成したマップを見つめる。
市の補助金活用
「この商品はこちらで扱っていないの」。和菓子組合加盟店に寄せられたこんなお客さんの声がきっかけになった。組合加盟店は「個人商店」が多く、それぞれ独自のお菓子を取り扱っているため、店頭に並ぶ商品は各店異なる。そのため、目的の品が見つからずに、市内を探しまわらなければならなくなる人が少なくないことから、以前より和菓子組合ではその対策に頭を悩ませていた。
そんななか出た案がPRを兼ねたマップの作成だ。「ただ予算が足りずに話が進まなかった」と楢本さん。そこで八王子市に相談したところ、小売業を営む団体同士の共同販促事業などを支援する市の補助金が使える可能性と、他の組合との「予算折半」案を受けた。
楢本さんは元々顔見知りだった蕎麦商組合の加藤さんに声をかけ、即答で「YES」の返事を受けると、蕎麦商組合と共に、市の補助金を活用し昨年初め頃からマップ製作に着手。今回の配布につなげた。
「和菓子組合さんとは、主な客層が高齢者であることなど、同じマップをつくるのに相性が良かった」と加藤さん。蕎麦商組合としては「我々にとってはこれが第一歩。今回の経験、反省をふまえ、これからも様々な団体と企画を起こし、地域を盛り上げていきたい」と今後の「発展」を目指している。
今回相談を受けた市の産業政策課は「今回の取り組みにより、八王子が和菓子・蕎麦の街として知名度が上がるきっかけになることを期待している。また、両組合が刺激し合うことで、それぞれ新たな名産品が誕生するなどの相乗効果が生まれれば」と話し、今後もマップの配布場所の提供などを通して、支援を行っていく考えを示している。
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