Jリーグ参入をめざす社会人サッカーチーム「アローレ八王子」(犬目町/紙本諭代表)は所属する都2部リーグで優勝し1部昇格を確実にした。
「ようやくいい報告ができる」。紙本さんは満面の笑みを浮かべた。11月5日に今季最終戦を終え、11勝2敗で「暫定首位」。2位チームが12月3日の最終節で敗れ、優勝が決まった。7日に新宿区で行われた協会の集まりで「来季の1部チーム」と紹介を受けた。
諦めず戦いV
「本気でJをめざそう」と、元日本代表の野口幸司さんを監督に招へいし3年目。「(指示に従い)やることがわかってきた」と紙本さんは選手へ頼もしさを感じている。
3月から始まったリーグ戦では途中ピンチもあった。例年優勝は「全勝」チームがしていたが、アローレは6月、7月に黒星を喫した。「そこから諦めずにできた。過去に苦労した経験がいきたと思う」。選手も「信じてくれるサポーターの応援に応えよう」と奮起した。
来季所属する1部は当然、戦うチームのレベルが高くなる。Jへの道はまだまだ先が長い。先日大会で1部チームと対戦をした。「勝った試合もあったが、今のままじゃダメ。しっかりチームをつくっていきたい」と紙本さんは気を引き締める。
アローレ八王子(旧称=アローレはちきたFC)は2011年に発足。NPO法人 はちきたSCが運営する。主に戸吹スポーツ公園で練習、試合を行っている。
■紙本代表コメント
「喜ぶような試合を」
こんな未熟なチームでも、必死でもがいてる状態を応援したいと言ってくれる方々がたくさんいる事がわかりました。優勝が決まって泣いてくれた人がたくさんいました。そんな方々と一緒に一つずつ階段を上がって行きたい。みなさんが喜ぶような試合をしたい。この思いを強くもってこれからも進んでいきます。
![]() 喜ぶ選手とサポーター(上)/紙本代表(下)
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