悔しい準優勝だ――。滝山町・鈴木造園の前川航平さん(19)が先ごろ、栃木県で行われた23歳以下の若手職人が技能日本一を競う「技能五輪全国大会」の造園部門に出場。準優勝となる銀賞を受賞した。「金賞を目指していたので、嬉しいよりも悔しい」と前川さんは感想を語っている。
この大会は2日間の規定時間内に、指定の道具や材料を使って、仕様通りの庭園をつくる競技。石壁やベンチなどを「工作」する技術や、草花を指定通りに配置するバランス感覚などが求められる。
前川さんが悔しさを前面に出すのには訳がある。ペア競技として行われた昨年の大会で奈良県代表として出場し銀賞だったことから、今年こそ日本一と、昨年の大会で金賞チームを輩出した鈴木造園へ力をつけるため入社した経緯があったからだ。
「練習できる環境をつくって頂くなど、会社の方々にはいろいろ支援して頂いた。この感謝の気持ちを忘れず、今後更にレベルアップして会社に貢献していきたい」と前川さん。
同社鈴木優代表は「4月以降、技術はもちろん、材料選びの目きき力もついた。よく頑張ったと思う」と前川さんの奮闘をたたえている。
![]() 大会で手がけた庭園
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