高尾町にケヅメリクガメ専門園をオープンさせる 丸山 久雄さん あきる野市在住 55歳
亀のように一歩ずつ力強く
○…「亀は笑顔を与えてくれる動物。ケヅメを全国に知ってもらいたい」。大きな体から自信に満ちた声が響く。ケヅメリクガメ専門の園は日本でもおそらく唯一という。30年務めた大手企業を早期退職して、38歳であきる野の自宅に「生態研究所」を設立。「ケヅメ所長」として話題に。2011年にはテレビ出演をきっかけに本も出版した。
○…最初に飼ったケヅメは、ペットショップで「飼ってくれ」と目で訴えていたという「グレート」。全長1メートル、体重100キロを超える大型で推定42歳。3年前に脳梗塞で生死の境をさまよったとき、朦朧とした意識の中にグレートが現れて三途の川を渡るのを引き留めてくれたそう。「だから施設は亀への恩返し」と笑う。「亀は神秘的な動物。縁起もいい」。園には神社を作って「パワースポット」にもする計画だ。
○…趣味はボディビルとデカ盛り食べ歩き。23歳のときに「アントニオ猪木が好きすぎて」プロレスラーを目指した。身長が足りずに断念。しかし、凝り性で一度始めると終わらない。自宅敷地内のプレハブに本格的なマシンを導入して体を鍛え続けた。大食い記録は回転ずし86皿、ビール8リットルなど。グレートといいライバルだという。
○…「最初はピンポン玉くらいなのに成長が早く、5年で30センチを超える。そうすると飼えなくなる人もいる」。ペットショップで3万円程度。気軽に買える点が問題と訴える。大型のカメが街中に出現してニュースになる場合、たいてい捨てられたケヅメリクガメだという。「捕まれば殺処分になってしまう」。だから園は動物保護施設という側面もある。「現在は結果をすぐに求める時代。亀のような生き方がいいと思う」。好きな言葉は「継続は力なり」。園は構想7年。ゆったりとした歩みでも、ゴールは目の前。「実は結婚する予定なんです。3年前に出会った彼女と」。もう一つのゴールも目前のようだ。
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