みなみ野君田小6年の伊藤心花(こころ)さんと、第七小5年の志村愛唯(あい)さんがメンバーに名を連ねたチアダンスチーム「スーパーノバ」が先ごろ、アメリカの「NDAチアダンス全米オールスター選手権大会」ユーススモールポンの部で優勝を果たした。一糸乱れないダイナミックな、笑顔光る演技で観客を魅了。喝采を浴びた。
2人が出場した、12歳以下の選手が出場する部門は、ポンポンと呼ばれる飾りのついた手具を使ったダンスパフォーマンスの技術やチームの一体感などが評価対象となる競技。「スーパーノバ」は全国10カ所に教室をもつダンススクールの選抜メンバーで構成され、その八王子校に通う2人は「ダンスが好き」という気持ちが強い点などが評価され選ばれた。
今回の結果に対し、伊藤さんは「サブリーダーに選ばれ、リーダーを支えながらみんなをまとめていく経験ができた。良い演技ができたと思う」と喜びを語り、志村さんは「練習でやってきたことが出せた。それがいい結果につながりうれしい」と笑顔をみせた。
指導にあたった伊藤杏先生は「子どもたちが全力を出し切り、息のあったパフォーマンスを披露することができたことが勝因」とみている。
大会通じ、成長
2人の成長がみられた大会でもあった。チームは9月から練習をスタート。
メンバーが全国各地に分かれていたことから、合同練習は月1、2回と限られたが、伊藤さんはサブリーダーとしてメンバーを引っ張り、短い時間のなかでチーム力向上に尽力。チームリーダーとしての資質を高めていった。「ダンスの面でも他のメンバーから頼られることが多かったですね」と伊藤先生。
一方、人一倍、表現力を高めていったのが志村さんだ。元々、引っ込み思案で、チアを始めた幼稚園の頃などは、チアの教室で自分から友だちに声をかけることができないぐらい人見知りだったが、今大会にかけては「昔の愛唯ちゃん」の姿はなく、「この1、2年で積極性が出てきたんです。パフォーマンス中の笑顔が良い表情になってきました」と母親の恵美さんが驚くほど、急成長を遂げた。
「今後に生かして」
伊藤先生は「今回、選抜チームやアメリカで学んだことを今後の活動に生かしていってもらいたい」と、大学でチアをやりたいと話す伊藤さん、チアの先生になることが夢と話す志村さんにエールを送っている。
![]() 一体感ある演技が評価を受けた
|
八王子版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
<PR>