横向きになり板に乗ることから「横乗り」とも称されるスケートボードとスノーボード。その2つのジャンルのスポーツ競技で寺田町在住の西谷流星(りゅうせい)さん(拓真高校2年)が活躍している。
西谷さんは、昨年行われたスケートボードの主要4大会全てで優勝した。種目はパイロンを避けながら駆け抜けてタイムを競う「スラローム」。現在、日本ランキング1位でメーカーなど3社がスポンサーについている。「スピードが出るのが楽しくて。誰よりも早く走りたい」と西谷さん。6月に藤沢市で行われる今季開幕戦に向けて練習を重ねている。
スノボも全国出場
西谷さんは2歳の頃から始めたスノーボードの選手でもある。ショートターンと呼ばれる採点競技で全日本大会に出場、学生大会優勝の経験がある。今年1月には五輪種目でもある「スノーボードクロス」に挑戦。ピョンチャン五輪出場者と当たってしまったこともあって成績は振るわなかったが「今は経験が足りないだけ。それ以上に『駆け引きの楽しさ』が上回る」と笑顔を見せる。父親の哲也さんは「センスがあるわけではないが努力型」とみている。定時制がある拓真高校に通っているのも平日開催の大会に出場するため。冬場になれば毎週末、車内泊をしながらゲレンデで過ごすなど、多くの時間を「横乗り」に捧げる。
地元を味方に
「マイナースポーツだからこそ」と現在、力を入れているのが「地元での理解者作り」。最近では散田町にある「回復整体HIRO」を経営する佐藤大典さんと意気投合し、同店のステッカーをボードに貼り付けている。佐藤さんは西谷さんについて「シャイな部分があるけれども、ボードのことになると熱い。『好きだ』という思いが伝わってくる」と話す。哲也さんが副支配人を務める高尾スターレーン(東浅川町)のステッカーも貼られている。「生まれ育った八王子で、お互いがPRして地元を盛り上げたい」という思いが込められている。
「親の立場からは『成長が遅い』と感じるが、ここ数年は自信もプライドもついてきた」と哲也さん。西谷さんは「今年のスノーボードの大会で上位に入ればプロ資格が手に入る。それが五輪につながっていく道になる」と夢を描く。
![]() スノボ大会の様子
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