市内で唯一、乗馬体験ができる施設「八王子乗馬倶楽部」(丹木町)ディレクターの細野茂之さん(49)は、アトランタ、シドニー五輪に出場。リオ五輪の監督も務めた乗馬界の第一人者と言われる。東京五輪は、馬術に親しみを持ってもらう好機でもあると考えている。「海外のトップ選手や馬が見られるチャンスです」
華やかな五輪の舞台とは別に、最近では動物愛護の観点から同倶楽部では馬の「第二の人生」に関わることも多い。馬の平均寿命は25〜30歳。それに対して競走馬のピークは長くても7歳くらいまで。「余生」というにはあまりにも長い。
引退した馬を受け入れ「ひたすら速く走る」から「誰が乗ってもおとなしく走る」ように調教しなおすという。同倶楽部の馬の8割以上が競走馬からの転用馬だ。競馬で活躍した馬をファンが見に来ることも。「北島三郎さんの馬を預かっていたときには、北島さんのファンが見に来たよ」と細野さん。
「馬は癒しの効果がある」。少しでも気軽に訪れてもらうため、併設されているレストランは、乗馬をせず「馬を見ながら食事するだけ」でも利用可能。「乗馬=高価なスポーツ」というイメージを払しょくしたいそう。「ゴルフでも打ちっぱなしなどは気軽に楽しめる。乗馬もそんなイメージにしていきたい」
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