大谷町にある大善寺の田中潤代表役員が理事長を務める一般社団法人東日本大震災雇用・教育・健康支援機構は、フィギアスケートの羽生結弦選手の写真を使用した復興支援の新しいポスターを制作した。これまで4回作っており、新作は6月初めにホームページ(http://www.sinsai-kikou.jp)上で発表。同機構によると羽生選手の国際的な活躍で海外からの反響もあり、1週間でおよそ500件の照会があった。
震災 記憶の中に
田中氏は2011年7月、被災地における雇用、教育、健康と3つの支援を目的に同機構を設立。これまでコミュニティハウスの運営などをしてきた。
羽生選手のポスターは機構発足後から作られている。羽生選手が東北地方出身であり、その清々しさが復興のシンボルにふさわしく、またそのスピード感が支援の速度を加速させるイメージにつながると考えた同機構が直接、羽生選手側に打診した。写真使用を頼んだところ、快く引き受けたくれたそう。
貼り続けることで震災の風化を防ごうとする狙いだ。ポスターには「忘れない 東日本大震災」というシンプルなメッセージがある。「人の記憶の始まりが4、5歳とすると、今の小学生はほとんど震災の記憶がないことになります」と田中氏。ほぼ2年置きに新調することで常に人目を引くよう努めている。「みなさんの記憶の中にできるだけ長く留めてもらいたい」
希望者へ送付
同機構ではポスターの掲出を希望する人に送付をしている(HPで受付)。縦長、横長の2種類セットで1,000円。「制作費、送料の実費負担に充当させ、残金が生じる場合は被災地の小中学校への修学旅行支援事業などにのみ使用」としている。
これまでは新作発表後の1週間は、100件程度の対応だったが、今回は500件ほどの申し込みや問い合わせがあった。以前のポスターを知る人らによるSNS等で情報が広がったよう。羽生選手の世界での活躍から海外からの照会も増えているそうだ。
6月中旬、被災地を訪問した田中氏は現状について「まちづくりは進む一方、人口減少は止まらない。復興は正念場を迎えている」と話した。
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