少子化などを理由に、八王子市内の高校でも生徒獲得競争が激化しているようだ。東京私立中学高等学校協会の文化部副部長を務める、台町・八王子実践中学高等学校の矢野東(はじめ)理事長・校長=左写真=に聞いた。
――激化していると思われますか
「激化というよりは、生徒が集まる学校とそうではないところと二極化が進んでいるな、と感じております。先の見えない時代、少しでも将来への不安を払拭するため、生徒や保護者は大学への進学率が高い高校やクラブ活動で実績を残しているところに目を向けている。また、そのような目に見える部分だけでなく、生徒は自分が熱中できる、”居場所”がある学校なのかどうかにも注目している」
――その結果、二極化が進んでいると
「そうですね。生徒が活躍できる場所づくり、力を伸ばせる体制構築が、これからの高校にはより求められていくのではないでしょうか。当校ではその一環として、専属講師による受験対策講座を開講しました。放課後、平日は夜8時まで、土曜も利用可能で年間400時間以上の講習・講座を用意し、生徒の望む大学進学への後押しをしたいと考えております。現在、徐々に成果が出てきているところです」
――先生の指導にも力を入れられていると
「先生たちの力が上がらなければ、生徒たちの向上もない、と考えております。重要となるのがその人間性。指導者の視野が広がらないと子どもたちの見える景色も変わらないですからね。そのため当校では、教員向けの研修を増やし始めています」
――10年後には、どのような学校でありたいと
「グローバルな社会になっていくなか、主体性を伸ばすなど、これまでの教育に加えて、日本の伝統や習慣をより身につけられる学校にしていきたいと思います。変化することも大切ですが、残さなければいけないものもある。それが日本の伝統であり習慣かと。それらをバランス良く見につけた人材を輩出していきたいと考えています」
![]() 自校クラブの応援に力を入れる一方、自身もウエートトレーニングなどで身体を鍛える日々を送っている
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