八王子みなみ野心臓リハビリテーションクリニック(兵衛)の二階堂暁院長は「カロリーを気にする人は多いが、案外糖質量については気にされていない。日本人の食生活は、ご飯やパン、麺類など糖質を多く含むものに偏りがち。意識せずに食べると1日に必要な糖質量の3倍近くを摂取することになりかねない」と警鐘を鳴らす。
例えば、一般的には揚げ物として敬遠されがちな唐揚げだが、カロリーは高めでも糖質量は少なめであり、むしろおにぎりやサンドイッチだと、軽く済ませたつもりでも糖質量は多くなる。
糖質は血糖値を急上昇させ、それを下げるために体がインシュリンを出す。そうした乱高下が動脈硬化や肥満の元凶になるという。「ダイエットのためだけではありません。糖質の摂り過ぎが知らず知らずに動脈硬化を進め、心臓疾患の原因になっている可能性もあるのです」。だからこそ、食材に含まれる糖質量を知っておく必要があるのだという。「正しい知識を身につけ、低糖質の食材でおいしく食事をしてもらえれば」
糖質量をメニューにけいの家
けいの家では、9月上旬から新メニューが登場。本店(明神町)とみなみ野店(兵衛)ともに、全メニューに糖質量を掲載している。監修したのは、みなみ野心臓リハビリテーションクリニックの二階堂院長。けいの家みなみ野店の石井啓太店長は「カロリーではなく糖質量を表記している店はめったにないのでは」と話す。今回、ジムトレーナーの推奨メニューとして鶏ササミ、マグロ、アボカドなどの食材を用いた高タンパク・低糖質の「良質筋肉小鉢」なども新たに登場した。
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