松木にあるパン製造業「株式会社サラ秋田白神(しらかみ)」(津田雅俊代表)が平成30年度東北地方発明表彰の文部科学大臣賞の受賞に大きく貢献した。
受賞したのは「白神微生物群から選抜したスーパー酵母(特許第3995183号)」。秋田県総合食品研究センターの高橋慶太郎さんが発明した。
東北をPR
同社ではこの酵母を使い自社工場でパンを製造。また販売代理店として全国の問屋、パン店に卸している。年間でおよそ50tの取引があるそう。
今回そのような同社の取り組みなどから、酵母が世間に多く広まり東北のPRに大きく貢献したとして受賞に至った。吉報を聞いた津田さんは「17年間取り扱ってきて良かった。貢献できて嬉しい」と喜んだ。
最初は門前払い
同社は1998年、新聞報道でこの酵母の存在を知り、「使ってパンを作りたい」と研究所に直談判。ところが「県外不出の重要財産」と断られた。その後、「食べてもらえればわかるはず」と実際に酵母を使ったパンを作って送るなどした。その熱意が伝わり2001年、使用が許可された。
酵母は生命力が極めて強く、その力で「ふんわりやわらか」なパンに仕上がるそう。「短時間発酵で使いやすい」のも特徴。
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