2年前、会長職就任への打診を突然受けた。副会長が引き継ぐ、が協会の通例だったため、「副会長でない自分がなぜ」と当初はとまどったものの「誰かがやらなければ」と家族を説得し使命感をもって受けた。
「1年目は市制100周年の年で会として協力する催しが増え、次は事務所の移転があった。通常の業務でさえ分からないことばかりだったのに大変だったよ」と苦笑いしつつ、会に属する約1200人に及ぶ交通指導員たちの後押しのおかげで乗り切れた、と感謝の言葉を口にする。
会に属して40年近く。住まいのある街の、祭りごとや葬式などの手伝いができればという思いでの入会だった。当時、「安協」に入るとはそんな意味合いだったのだと。原動力となってきたのは、生まれ育った街を守っていきたいという思い。八王子市議会議員や町会長など、年を追うごとに肩書が変わっていってもその思いだけは現在も変わらないのだという。
あと2カ月で一期目が終わる。残した課題の一つが市内のほか2つの安協との協力体制の強化。今は3者で情報交換を行うことも少ないのだという。「力を合わせていきたいよね。誰かが声をかけなければ」。裏表なく、大きな声で周囲を巻き込んでいく――。2期目への期待が寄せられる。
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