平成最後の日、4月30日に大和田町のホンダカーズ八王子東大和田店などを運営する「八王子中央ホンダ販売株式会社」の名物会長、曽根徹氏が死去した(享年79歳)。
山梨県出身の同氏は1969年、平岡町にホンダ車の販売店をオープンさせると、「休みなしのお店」として大和田町に移転後も50年間にわたり営業を続け、車に関する地域住民の困りごと解消にも貢献してきた。長女で同社の部長を務める馬場眞由美さんは「いつも私の味方になってくれた優しい父でした」と話し、夜遅くまで顧客の困りごと解決に奔走する父の姿が今でも瞼の裏に残っているのだという。働き者の父の姿から、「天国にお店を開きにいったのでは」と感じた馬場さんはその思いから”天国店”の模型をつくり棺のなかに入れたのだという。「天国店の名刺や法被も入れました。向こうでも多くの方に支えられれば」。名士の死去に多くの悲しみの声が寄せられている。