あす31日(金)から「禁煙週間」が始まる(6月6日(木)まで)。たばこについて考えるこの時に注目したいのが、東京都が進めている「子どもを受動喫煙から守る条例」だ。昨年4月に施行され、受動喫煙から子どもを守ることを都民の責務としている。
どう防ぐ
では、子どもへの受動喫煙を防ぐにはどうすればいいのか――。
中野上町で禁煙外来を専門としている「あさみ内科クリニック」の浅見和弘院長は「受動喫煙への啓蒙が進んでいる今、お父さん、お母さんたちの家庭内のマナーは向上している」とするうえで、意識しないうちに子どもを受動喫煙の危険にさらすものとして、煙の出ない電子たばこをあげる。煙は出ないものの、見えない有害物質が出ている可能性が高く、子どもの目の前で吸うのは避けた方が良いと話す。「まだ、確証が得られていませんが、医師の間では危険なものという認識です。気を付けてもらいたいと思います」
また、子どもを受動喫煙から避けるためには、その恐ろしさを教えることが大切なのだという。「まだまだ歩きたばこをする人が見られます。喫煙者に近づかないように、と教えることも大切です」
もちろん、たばこを吸う人=悪人ではないということをしっかりと教えることが欠かせないとし、「吸っている人の気持ちをもって接することが大切。喫煙者とたばこを吸わない人がそれぞれ気持ち良く生活できる環境をみんなでつくっていきたいですね」
携帯用灰皿をサービスで
一方で、子どもの受動喫煙に対する取り組みを進めているのが、大和田町のホンダカーズ八王子東大和田店だ。半世紀前から、歩きたばこをする人を減らす目的などにより、携帯用灰皿を来店者にサービスで配っているのだという。「当店は、学校に居場所がなく悩んでいる子どもたちが駆け込める店にしたいと考えているんです。だから常に子どもが安心して落ち着ける場所に、と店内の環境を整えています」と同店の馬場眞由美部長は力を込める。
自身も今年2月に喫煙者が乗っていた車内の書類を整理していたところ、車に残っていた「たばこの匂い」に触れることになり、以来約4か月にわたって喉の調子が悪かったのだという。
「短時間作業しただけなのに体調を壊してしまった。子どもだったら身体へのダメージがより大きかったと思います。もちろん当店では、たばこを吸われる方の来店も大歓迎。喫煙者には店先の喫煙所を利用して頂いています」とたばこを吸う、吸わないに関わらず、みんなが楽しめるお店を目指しているのだという。
「ここの空気が一番」
浅見院長が「ここの空気が一番」と話すのが、実家に近い長野県安曇野市にある、旧国鉄線の跡地=左写真。現在は往復6キロのウォーキングコースとして整備されており、旬の草花に囲まれ、トンネルなどもある「心が休まる」コースなのだという。「今年のGWにも行ってきたんですが何も考えずに気分転換できるところです」と浅見院長。周囲には「看板の無い」、蕎麦屋や信州名物のおやきを食べさせてくれるお店もあり、実家に帰るといつも立ち寄っているのだという。「平家の落ち武者の伝説が残っている場でもあるようなんです。お薦めです」
![]() 馬場部長。店舗を「悩んでいる子どもが駆け込める場所にしていきたい」と話している
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