生徒100人参加
市内の中小企業11社が12日、都立八王子桑志(そうし)高校(千人町)を訪れ合同で展示会を開催した。のべおよそ100人の同校生徒が参加しそれぞれ企業の説明に、熱心に耳を傾けていた=写真。
この「出前学校訪問」は産業活性化組織サイバーシルクロード八王子(明神町)が企画。市内を拠点とする中小企業の製造業者やITシステム開発業者が出展した。
労働人口の減少が続くと予測される中、企業においては若い人の人材確保が急務と言われている。一方、学生にとっては地元にどのような企業があるのかを直接知る機会はあまりない。訪問は双方の需要を満たす試みとして昨年はじめて開催。雇用につながる結果もあり今回2回目の実施となった。
「先」知る機会
「製造業のイメージは?」「近いから自転車で通えるね」。担当者はそれぞれのブースから積極的に生徒にアプローチ。就職希望で参加した生徒は「アクリル加工に興味がありました。近くにその会社があることがわかって良かった」などと感想を述べた。
野路強副校長はこの訪問について「授業では知ることができない『先の世界』が見える機会」とし、「就職となると大企業に意識がいきがちだが市内にも活躍している企業はたくさんある。それらを理解するきっかけになれば」と話した。
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