先ごろ発表された第4次安倍再改造内閣で地元選出の衆議院議員、萩生田光一氏(東京24区・当選回数5回)が文部科学大臣に任命された。八王子からの大臣就任は初めてという。萩生田氏は「教育・科学・スポーツ・芸術・文化の振興を目指し、次の日本、八王子のためにがんばる所存」と話している。
現在、56歳の萩生田氏は八王子で生まれ、市内の小中学校を卒業。早稲田実業学校、進学した明治大学在学中から政治の世界に入り、当時の最年少となる27歳で八王子市議会議員に初当選し、3期務めた後、37歳で東京都議会議員(1期)に。
2003年からは国政へ進出。衆議院議員に初当選すると、07年には、福田康夫、麻生太郎両内閣で文部科学大臣政務官を務め、校内LANや中学校の武道場整備など、子どもたちの教育環境向上に取り組んだ。
党運営の中枢担う
その後、10年の総選挙で敗れたものの、千葉科学大学の客員教授を経て、12年に国政復帰を果たすと自由民主党の各職を歴任し、近年は自民党幹事長代行として党運営の中枢の一翼を担ってきた。
萩生田氏は自身のブログで、安倍晋三内閣総理大臣から教育、科学技術、スポーツ振興の分野などに果敢に挑戦し、国家百年の計に立った仕事を進めてほしいと託されたと表明。本紙の取材に対しては「教育・科学・スポーツ・芸術・文化の振興を目指し、次の日本のため、八王子のために全力でがんばる所存です」と話している。
「教育に力入れてきた」
今回、萩生田氏は地元選出の議員として初の大臣就任となるようだ。
同氏と共に市議会議員となった、元議長の萩生田冨司さん(81)は「私の知る限り初めてだと思う」と話し、「同性で私の娘と同い年だったことから縁を感じてきた。当時から物事の飲み込みが早く、良い政治家になると思っていた」と目を細める。また、同氏を支援してきたという鑓水在住の小泉渉さんは「教育分野の発展に力を入れてきた彼にとって文部科学大臣は力を発揮できる場所だと思う。活躍が楽しみ」と笑顔。
一方、南大沢エリアに住む、2児の母親は「地元の祭りなどでお見かけしたことがある。子どもたちが生き生きできる環境づくりを進めてもらいたい」と期待を寄せている。
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