民法の一部改正に伴い、2022年から成人年齢が18歳に引き下げられるが、八王子市では「成人式」の対象年齢をこれまでどおり20歳(年度中に20歳に達する)のままとすることを決定した。13日に開かれた定例記者会見で石森孝志市長が明らかにした。
自治体ごとに判断
成人年齢は18歳に引き下げられることになったものの、各地方自治体が主催している「成人式」はまた別で、対象者を20歳にするか、18歳にするかは各地方自治体の判断に委ねられている。現状では「18歳」と決定した地方自治体は確認できておらず、すでに決定をした自治体はいずれも「20歳」。
市では「受験や就職活動の時期と重なることなく、より多くの方が式典に参加できる」と決定の理由を話した。
なお、市が近隣15市に「どちらにするか」調査したところ、5市が「20歳」、9市が「検討中」、1市が「(まだ)検討していない」だった。
呉服店「ほっとした」
京都にある日本きもの連盟内の「二十才の祝典国民推進会議」は全国の自治体に「20歳継続」を要望しており、八王子では、商工会議所会頭や織物組合理事長ら10人の賛同を得て昨年5月、市に要望書を提出していた。とりまとめをした市内呉服店の店主は「ほっとした。18歳にした場合、何年かは重複してしまう年もある。数が増えれば(振袖の用意など)対応しきれない」と話した。
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