先ごろ、事件・問題を起こした人の支援者に向けた書籍を出版した 山田 幸一さん 初沢町在住 68歳
「その後」も寄り添い続ける
○…アルコールや薬物の依存のほか、凶悪事件や少年犯罪など、幅広い分野の支援策をまとめた。元刑事であり教員。書籍にはアルコール依存症のリハビリ施設に勤務していた経験も盛り込んだ。「身近な人が事件を起こしたり、事故に巻き込まれたりして途方に暮れる方を数多く見てきた。少しでも参考になればと」。理論的にまとめられた文章からは生真面目な性格が滲み出ている。
○…警察は事件が終わればそれまで。でも、その後も苦しみ続ける事件関係者らに寄り添い続けたい――。そんな思いで20年近く務めた警察を退職。依存症から社会復帰を目指す人たちを支えながら大学院で心理について学び直すなど、常に「寄り添う力」を深めてきた。90年代後半に埼玉県で起こったストーカーの事件では、数多くのTVや新聞からコメントを求められることに。「異色の経歴が喜ばれたのでしょう」
○…現在はボランティアで心の相談室を高尾駅近くで開いている。心や家族問題などのはなしを聴くことを重視し、相談者と共に問題を整理し解決策を探っていく。最近増えているのが若者の問題という。引きこもる子には家庭訪問をして外に出るきっかけづくりに努める。「若者は孤立しがち、私がはなし相手になることで新たな道を見つけてもらえれば」
○…自身の心を癒すのは20年来の趣味である絵を描くことと話す。故郷山梨の山々を散策し撮影してきた風景を油絵などに落とし込むのが定番だ。ただ、ついその絵から自らの心のバランスを読み取ってしまうとも。「私が心のバランスを崩していたら駄目ですからね」。そして、絵と同様、心も”少しの改善”で良くなると。悩む相談者らに伝えたいことだ。
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