八王子駅北口商店会の会長として、駅前のまちづくりに力をいれる 清水 栄さん 市内在住 57歳
紅一点 場をマイルドに
○…商店会に入らず市民として「使う側」だったそれまではイベントなどに対して「ふ〜ん」と他人事だった。それが会員となり「作る側」になると考え方が180度変わった。「みんな手弁当で純粋にやっている」。その懸命さに驚き「自分も」と一緒に汗を流すように。1月には駅周辺へ訪れる人らに甘酒をふるまい、クリスマスには子どもらにプレゼントを配る。先日、駅前のデッキが延伸し「北口」に活気が期待されることについてとても喜んでいる。
○…三人姉妹の長女。「わがままだったんじゃないかな」と振り返る小学時代。中高は府中の私立校へ。「哲学書も読むお嬢様」だったそう。大学へ進むも「自分に合わず」2年で中退。両親から「手に職を」と諭され、行政書士と宅地取引の資格をとった。20代半ばにして開業。今も行政書士として相続など市民の問題解決に貢献している。「どうしようと不安な人に安心を与える」とそのやりがいを語る。
○…趣味は読書。宮部みゆきは読み返すほど好みという。苔などで作るパルダリウムも好きで、水槽レイアウトの大会で入賞した実績もある。「コツコツ育てるのが楽しい」。バンド「グレイプバイン」はライブへ行くほどで、20年以上聴き続けている。
○…会長職は3年前から。市内の色々な会合に参加するが「ほとんどのところでは紅一点」だそう。「男性はビシッとしないといけない雰囲気がありますが、女性は仲良くしたり喧嘩をしないことを考える。場がマイルドになります」とその効果を分析する。今後のまちづくりについては「ネットの影響で物販業は厳しい。居場所作りをしていかないと。街中にたくさんの『居場所』があれば人は集まるはず」と展望する。
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