2009年から、八王子のローカルヒーローとして活動を開始したゲンキダーJ。16年には市の観光PR特使にも選ばれ、昨年は活動10周年を迎えた。そんな中、これまでイベントやショーなどでは語り尽くせなかった物語の背景が漫画化され今年4月、地元情報サイトで公開された。作画を担当したのは市内在住の現役大学生だ。=中面に関連記事
八王子市観光PR特使 裏設定描く
ゲンキダーJは「八王子GJ計画」の代表みなとしんやさんが八王子のヒーローを作りたい、との思いで立ち上げた私的プロジェクト。子どもたちを中心に人気が広まり、以後市民イベントなどで年間12から15本のショーに出演するほか、特使として市の行事にも登場する。
こういったショーでは、悪者役は退治されるセオリーがあるが、ゲンキダーは高尾山の「鳥天狗」という設定であるため、山の戒律である殺生禁止にのっとり「峰打ち」に留める。「なぜいじわるをしたのか」など問うことで改心させる。
漫画を描くのは現役大学生の今仁(いまじん)大智(だいち)さん(21)。約5年前、みなとさんと地元アイドル「エイトプリンセス」を通じて知り合い、以来、ゲンキダーの「裏方手伝い」を行うようになった。みなとさんは今仁さんを「絵に力があり、まじめに向き合って気持ちを汲んでくれる所が魅力」と話す。
みなとさんは、ゲンキダーの物語には敵役「ウザルス帝国」などについても詳細な裏設定があるが、子ども向けのショーでは表現しにくいと考えていた。漫画では八王子を舞台にそれらの世界観が描かれている。
無料公開中
作品はクリエイター向けブログサービス「note」で有料配信されたのち、情報サイト「八王子ジャーニー」(https://8dabe.com)で無料公開される(「転成合神ゲンキダーJ」で検索)。4月に配信した第1話では、ゲンキダーJの初めての変身シーンが描かれた。
第2話は6月中に公開予定。今仁さんは連載について「これまでの10年間の総括です」と語る。
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