南大沢の教育企業
プログラミング教室などを展開する株式会社ブループラネット(南大沢)は全国の小学校におけるプログラミング教育の支援を計画している。インターネットを通じた資金調達システム「クラウドファンディング」で活動資金を募っている。
プログラミング教育は今年度から小学校で必修科目となっており、算数は多角形、理科は電気の流れの性質を学ぶ中で、その考えが実践される。
「地域によって差があります。なかなか学びができない学校もあります」。同社の中村道成さんは現状についてそう話す。同社は2014年にプログラミング教室をスタートし、現在は全国で50教室を運営している他、日野市の小学校でICT教育のサポートもしている。「タブレットなどの機材、インフラが整っていない部分が大きい。ただ、コロナ禍における休校で「離れていても授業を受けられる」ICT教育のメリットが確認されたことも事実、という。
オンラインが解決
同社では今回、社会貢献の一環として、これまで培ったプログラミング教育についてのノウハウを全国へ広げようと、クラウドファンディングを開始した。集まった資金は、教材開発費や機材購入費に充てる。
支援のイメージとしては講師が「直接、小学校や児童館へ授業に行く」「オンラインで小学校や児童館(にいる先生ら)を学習サポートする」「オンラインで各家庭をサポートする」などを想定している。
支援金はキャンプファイアグループのサイト「グッドモーニング」内で受け付けている。締め切りは8月29日(土)。目標金額は100万円。ただ、目標金額に達しなかった場合も、支援者には返礼品がある。中村さんは「学びたくても学べない状況を、学びたいときに学べる環境に変えたい」と話した。
クラウドファンディングについてはキャンプファイア内で「プログラミング学習のチャンスを 全国の小学校に届けたい!」で検索。