戸吹町のセガサミー球場を拠点に活動する社会人野球「セガサミー野球部」(東京都)はこれまで無観客で行ってきたオープン戦について、今後、観客を解禁するとしている(7月17日時点)。8月は5試合を開催予定。9月にある都市対抗予選に向け、いずれも大事な試合となる。ヘッドコーチの佐藤俊和さんは「(来場は)選手にとって刺激になる。八王子の皆さんにもっとチームを知ってもらい、応援していただきたい」と呼び掛ける。
コロナで立入禁止
コロナ禍で春先から対外試合は中止となり、選手は自主練習で調整を続けた。「野球を一から考え直した」「今まででこれほど長く自主練をしたことがなかった」「筋肉量を増やせた。この期間が良い時期だったとあとになって言えるよう結果を残したい」と選手はそれぞれ振り返る。
緊急事態宣言の解除後、合同練習を再開し6月下旬から試合もするように。ただ、コロナ感染拡大防止のため練習見学、オープン戦観戦とも「球場への立ち入りは禁止」だった。それを8月から「観客解禁」とする。「試合を観ていただけることは選手たちにとって、とても刺激になる。一人でも多くの人にファンになってもらい応援していただきたい」と佐藤さんは喜ぶ。なお来場者には検温の協力を求める。
「必死な姿見て」
佐藤さんは一度チームを離れこの春、3年ぶりにユニフォームに袖を通した。社会人野球については「高校野球やプロ野球に比べて知名度は低いと思います。大の大人が必死にボールを追いかける姿を見てほしい」と話す。また「チーム立ち上げ以来、合計12年間在籍していますが、もっと八王子の人に知ってもらいたいと思っています」とも。先日は社会福祉協議会にマスクを寄贈するなど、チームは地域貢献活動にも力を入れている。
都市対抗めざす
例年この時期は「都市対抗真っ盛り」。今年は五輪イヤーのため、都市対抗は当初から秋開催の計画だった。チームは現在、9月23日からの東京都二次予選にむけ調整に励む。大会は計8チームで4つの代表権獲得を競う。昨年は3年ぶりで出場を逃した。今シーズンから指揮をとる西田真二監督は「地域密着でやっている。企業人として仕事も100%、野球も100%で臨む姿を見てほしい」と意気込む。
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