23日から都市対抗予選
八王子を拠点に活動する社会人野球セガサミー野球部は、9月23日(水)から始まる都市対抗野球大会の東京都2次予選大会に出場する。同日午前10時から大田スタジアムでJR東日本と戦う。予選は8チームが出場しトーナメントを勝ち上がった合計4チームが、11月にある本大会に出場できる。昨年は出場を逃しただけに、西田真二監督は「今年はリベンジを。倍返しをしたい」と力を込める。
2年ぶり本大会狙うネットで中継
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、予選は「無観客」で行われ、インターネットでのライブ中継が実施される。
2005年に創部したセガサミー野球部はこれまで10度、予選を突破している。一昨年は過去最高となる「本大会ベスト4」を記録。ただ、昨年は予選落ち。今年は2年ぶりの本大会出場を目指している。
「選手の状態は上がってきている。アドレナリンをコントロールし、あとは怪我のないように。平常心を保っていきたい」。今季から指揮を執る西田監督(60)は9月9日、セガサミー球場(戸吹町)でのオープン戦後、今の心境を語った。
西田監督は1990年代、広島カープで活躍した左の強打者。引退後は独立リーグで監督を歴任した。
社会人野球の監督は初めてで、意気込んでスタートした今季だったが、コロナの影響で全てが一時白紙に。「ただ、どこのチームも条件は一緒。我々は自分たちがやるべきことをやるだけ」。春先は活動自粛となり大会もすべて中止。選手らは6月からオープン戦に臨み、ここまで順調に調整してきている。
チームスタッフは西田監督の野球について「とてもシンプル」という。「ピッチャーはストライク率を上げる。四球は1つはいいけど2つ目はダメ。試合にならなくなる」(西田監督)。野球は最小失点で守り切るスポーツと考え、守備への意識は強いようだ。
とにかく先制
西田監督によると独立リーグは年間70試合を消化する長期戦である一方、社会人野球はトーナメントがメイン。その戦略について「1戦の重みが違う。短期戦はとにかく先制点を取ること」と語る。また「投手の継投が試合を左右する。旬の選手を信頼してマウンドに送り出したい」とも述べた。
セガサミーは他チームと比べて25歳から30歳の「中堅選手」が多いそう。今回、西田監督が最も期待するのは森井絃斗(げんと)投手(20)。150キロを超える右腕でドラフトにむけても注目を集める存在。先日はスポーツ新聞で大々的に紹介された。「ゲームマネジメント(試合作り)をしてもらいたい」。いよいよ本番を前にする選手らには「コロナの影響で思うように活動できてこなかったので、試合ができる喜びを感じて欲しい。昨年負けた悔しさを忘れず、今年は倍返しをしてもらいたい」とはっぱをかけた。
本大会はドーム
都市対抗東京2次予選は8チームから勝ち上がった所が東京の「第1代表」となる。敗者の中でさらにトーナメントが組まれ、「第2、第3、第4代表」が決まる。本大会は11月、東京ドームで開催される。
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