都立八王子桑志(そうし)高等学校(千人町)が地元のプロスポーツチームの応援グッズを作ることで地域貢献を学ぶ。1学年による授業の一環で、来年1月のリーグ開幕に合わせマスクや横断幕を制作する。地域のチームを盛り上げ、その発展に貢献し達成感を得ることが狙い。9月9日、同校体育館に選手らを招き、関連の授業が開かれた。
同校では1学年を対象に地域貢献を目的の一つとする授業「人間と社会」を設けている。活動を校内でなく地域まで広げ、体験を通じて社会規範や思いやりを学ぶもの。例年、同校近くの甲州街道などが会場となる「いちょう祭り」においての清掃活動をその授業に充ててきた。
だが、今年はコロナ禍の影響でいちょう祭りの規模が縮小となる。そこで今回、地元八王子をホームに活動するプロバスケ「東京八王子ビートレインズ」(B3リーグ所属)に声をかけた。応援グッズを制作、提供することを地域貢献とし、同授業の代替とすることにした。
マスク、横断幕
対象は1年生212人。制作するのはチア(応援)マスク300枚と応援ステッカー214枚。マスクは試合会場で観客に配り、ステッカーは横断幕に貼る。それぞれ来年1月に市内で開催されるビートレインズの今季開幕戦で披露される予定。生徒はそれまでの間に、個々の時間で作業を進める。
9月9日、選手やチームスタッフを体育館に招き、地域貢献の理解を深めるため「人間と社会」の授業が行われた。チームの広報担当は「応援のおかげでビートレインズが強くなり全国的なチームになったら、八王子の知名度が上がり市内での試合に多くの人が訪れるようになる」とし、その結果「八王子の経済が潤う。それが活性化。より良い街になっていく」と説明した。生徒は「自分が作ったものが応援になり、地域につながっていくのは面白うそう」と話した。
「励みになる」
最後はプロ選手と同校のバスケットボール部部員が試合をし、交流を楽しんだ。授業を見守った相田誠一校長は「生の試合も見ることができてチームに興味を持ってもらえたのでは」と喜んだ。チーム代表の室舘勲氏は「チームの魅力をしっかり構築していきたい」と話した。応援グッズについて選手らは「手作りものはとても励みになる」と歓迎する。なおチームがこのような形で高等学校と連携関係を持つのは今回が初めて。
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