「胸のところまで水が来ました」。2019年10月12日、南浅川近くにある平屋の自宅は「浸水」した。
台風19号が八王子にも大きな被害をもたらしたあの日の夜。焼肉店などを営む落合俊哉(しゅんや)さん(東浅川町在住・37)はその朝、天気予報などから川の氾濫を予想していた。浸水に備え大事なものは棚の上に。最も大事なターンテーブルは会社に持ち込んだ。
教訓は…
夕方、家に戻ろうとすると立入禁止となっていた。その間、家は浸水した。落合さんによると15年ほど前、ゲリラ豪雨で「軽く浸水」したことはあったそうだが、ここまでの被害は初めてだ。家にあった多くのものが使えなくなった。ただ、1年が経ち、落合さんに話を聞くと意外にも「前向き」だった。「あれ以来、必要なもの以外は持たないことにしました。最後は自分が好きなものだけが残ります。スッキリしました」
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