八王子市によるプレミアム付商品券の申込が始まった。11月16日(月)まで受け付け、25日(水)から購入、利用が始まる。発行総額は22億6千万円。今回は従来と異なり初めて「デジタル式」を導入する。担当者は「世の中の非接触、キャッシュレス化の流れに合わせて」と説明する。
「プレミアム付き」 申込開始
商品券は1冊3500円で、利用額は5000円分となる。購入対象者は申し込み日に市内に住んでいる人で、商品券は市内の登録店舗でのみ利用できる。
商品券事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ消費の回復を図るため。発行総額は22億6千万円。市ではこれまでも商品券事業を実施してきたが今回大きく異なるのは「商品券の8割はデジタル化」という点。デジタル式プレミアム付商品券はスマートフォンでの利用となる。
「スマホ慣れて」
「国もキャッシュレス化を進めている。感染症の拡大防止及び予防の観点もあり、世の中の流れに合わせました」と、市産業政策課の担当者は説明する。デジタル化することで非対面での販売が可能となり、スマートフォンのタッチパネルと電子スタンプを活用し、「非対面・非接触・キャッシュレス」の「新しい生活様式」にマッチさせる。「この機会にデジタルに慣れていただきたい。今後につながるようになれば」と期待する。近隣自治体では三鷹市も同様にデジタル化を実施している。
紙も用意
なお、残り2割については、デジタル式プレミアム付商品券の申し込みが難しい人に対し「紙プレミアム付商品券」を販売する。デジタルは1円単位で利用が可能だが、紙は1000円単位で、額面に満たない利用に釣り銭は出ない。なお購入にあたっては「デジタル式か、紙のどちらかを選択」としており、両方の選択はできない。
来年2月まで
申込期間は11月1日から16日まで。デジタル式は特設サイトから、紙は、広報はちおうじ11月1日発行の「プレミアム付商品券特集号」にある「専用申込はがき」から。申込者多数となり抽選が行われた場合、当選の発表は当選はがきをもって行う。購入期間は25日(水)から12月9日(水)まで。商品券の利用期間は25日から2021年2月28日(日)までとなる。
取扱事業者の登録については専用WEBサイトの申込フォームからとなり郵送の申請は不可としている。
「時代の流れ」「勉強を」
市内在住の30代主婦は「アプリのダウンロードなどの必要がないなら便利だと思う。ただ高齢の方が利用できるかは不安」としつつ「(キャッシュレスは)時代の流れだから」と話した。
一方、商店会のある店主は「こういうときに年寄も勉強しないと」と前向きだった。
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