空き家増加
市内北西部の上川地区で、まちづくりについての意見を集めるアンケートが行われている。同地区では近年、高齢化や人口減少が進んでおり、空き家や空き地、耕作放棄地が増加。今後、どのように町会の活力を維持していくかが大きな課題となっている。アンケートで現状を把握し、将来のまちづくりに活かしたい考え。
主催は上川の里特別緑地保全地区の維持管理などするNPO法人街づくり上川(高野誠三理事長=73・上川町在住)。高野さんによると、地区でこのようなアンケートが行われるのは初めての試みという。
アンケートは1月中旬、同地区東部、中部、西部で町会に加盟するおよそ500世帯に配られた。内容は地域の課題を問うものをはじめ、自宅や畑、山林の状況について訊ねるものもある。提出期限は1月末。結果をまとめた後、「上川町まちづくり構想」の策定を目指す。
同NPOではこの構想の検討について2019年から事業を開始。これまで地区内の魅力を探るワークショップを3回実施。市内外から参加を募り、多様な意見を集めてきた。今回のアンケートはその流れを汲んだもので、配布の際はワークショップで作られた「未来マップ」=画像=を同封した。
「自然」に可能性
高野さんは「昨年、地区内のコンビニエンスストアもなくなり生活に不安を感じている人もいるかもしれない。そのような声を集め、しっかりまちづくりに反映させていきたい」と話した。同地区は高齢化や人口減少が進む一方、圏央道の整備などで周辺からのアクセスが向上したため、同NPOでは自然を生かし人を集める地域づくりにも可能性を見出している。
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