全生徒に実施
「ジャニーズへようこそ」「心理学でジブリ映画を もっと楽しく」―。YouTube動画のようなテーマだが、星槎国際高等学校八王子学習センター(元八王子町)で行われている選択授業のタイトルだ。
同校は、緊急事態宣言中の現在、全生徒を対象にオンライン授業を行なっている。主要5科目とは別に教諭が興味や趣味について語る選択制の授業を配信している。同校センター長の平澤晶子さんは「オンラインだからこそできること。生徒の興味、関心を広げる選択肢を増やしたかった」と狙いを話す。
選択授業のコンセプトは「家族で見て楽しめる内容」。国語教科を担当する坂口和平教諭は、野球観戦が面白くなるよう、注目選手や監督の紹介をする「プロ野球の魅力」を1月19日に配信した。坂口教諭は「みんなにプレゼンしている気持ち。自分の経験や興味をどう伝えるか、普段の教科授業の準備より時間がかかる」と笑う。
オンライン授業は1コマ30分。試行錯誤を重ねた結果、「生徒が画面の前で集中できる限度」と平澤さん。現在はテロップの活用に注目し、編集に取り入れ始めている。
平澤さんは「もちろん対面授業が一番」としつつ、「学生は動画から情報を得ている。関心をひく手法を授業にも取り入れられれば。可能性をつきつめていきたい」と話す。
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