「求める人にいち早く」
八王子商工会議所の女性経営者の会「シルクレイズ」が3月26日、困窮する女性を支援しようと、生理用品1000セットを八王子市に寄付した。市は、市内22カ所ある子ども食堂を通じて、生理用品を配布していく。
新型コロナの影響による経済的な理由から、生理用ナプキンを買えない「生理の貧困」が問題となっている。同会の町田典子名誉会長は「女性が困っているのは見過ごせなく、ささやかだが提供させてもらった」と話す。
寄付を受け取った木内基容子副市長は「声に出せない実態がある。こうした迅速な行動は非常にありがたい」と感謝を述べた。また、同会と市役所をつなぎ、中野山王で子ども食堂を運営する小林鈴子さんは「困窮者はシングルマザーなど若い方に多い。非常に喜ばれる」と話した。
日中用と夜用を合わせた12枚を1セットとし、透けない素材の袋に詰められる。配布する子ども食堂は、今月中に市のHPで公開される。
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