就職活動は八王子産のネクタイをしめて―。市内の大学などに通う学生を応援しようと、八王子商工会議所はきょう4月1日(木)から、ネクタイを進呈する。学生の経済的な支援となることともに、地元生産品のPRになればと期待する=関連記事あり。
地元生産品 PRにも期待先着500人
配布物はネクタイ、または「ピータイ」(蝶ネクタイ型のブローチ)。4月1日から5月31日(月)までの間、八幡町と中町の市内2カ所で配布する。対象は市内にある大学、短期大学、高等専門学校に在学している学生。先着500人で、なくなり次第終了となる。なお受け取る際は学生証が必要。
この「ネクタイプレゼント」は同会議所繊維・ファッション部会(樫崎亮一部会長)が企画した。今年2月、委員会活動の中で、コロナ禍において様々な面で苦労を強いられている学生を支援しようとする話があがった。「対面の授業が減りキャンパスへ通えなかったり、バイトがなくなったりもしていると聞く。何らかの形でサポートできないか」。そこで、就職活動の際などで必要となるネクタイを進呈することにした。
進呈するネクタイは八王子産のもの。八王子織物工業組合によると、市内で現在、およそ10の業者がネクタイを生産している。昨年度の総売上は4億円にのぼるそう。絹100%のものがほとんどで、「贈答用」に用いられることもある。
「素直に嬉しい」
今回の学生支援の取り組みについて関係者は「学生さんは卒業後、地方へ帰る人もいる。そこで『八王子のネクタイ』を広めてもらえたら良いですね」と地場産業のPRになればとの思いを話した。
一方、同会議所担当者は八王子の学生が八王子産のネクタイを付けるということで、就活の面接において「会話のきっかけ、話のネタの一つになるはず。それで印象が良くなるといいですね。良いご縁が生まれますように」と期待を込めた。それに対し市内の大学に通う学生は「素直に嬉しい」とし、「派手なもので無ければ、ぜひインターンや就職活動の際に活用させて頂きたい」と話した。
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