商標登録の陶芸
美山焼の作陶展があす16日(金)から川口町の川口生涯学習センター2階ギャラリーで開催される。
美山焼とは、市内美山町にあった知的障害者施設で生まれた地域色のある陶芸。商標登録が取られており、当時施設で指導をしていた陶芸家の工藤孝生さん=人物風土記で紹介=が、その施設の閉鎖を機に譲渡された。
工藤さんは「八王子陶芸クラブ」など複数の教室の代表を務め、後継者の育成にも力を注いでいる。今回の展示は教室のひとつ「美山焼クラブ」の生徒ら8人と工藤さんの作品およそ50点を展示する。
画家としても
工藤さんによると多摩地域には幕末に様々な窯ができたそう。市内鑓水の鑓水焼、青梅市の河辺焼、茶堂焼、そして稲城市の玉川焼と、これらは「多摩の四大窯」と言われた。一方、工藤さんは1978年、八王子焼窯元を襲名した。八王子焼は「その多摩の焼きものの心を現代に伝統工芸として試みている民窯」という。八王子焼は工藤さんの個展で扱う。
なお、工藤さんは画家の活動をしていた時期があり、国際展への出品もしていた。
作陶展は5月14日(金)まで。
美山焼の問い合わせは事務局【電話】042・661・1591へ。
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