神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2021年4月22日 エリアトップへ

八王子市 ごみ少ない街、3連覇 減量意識向上に手応え

社会

公開:2021年4月22日

  • X
  • LINE
  • hatena
1箱で40、50キログラムの生ごみを堆肥にできる段ボールコンポストを紹介する小林さん
1箱で40、50キログラムの生ごみを堆肥にできる段ボールコンポストを紹介する小林さん

 環境省が先月発表した2019年度の一般廃棄物排出量などの実態調査結果で、八王子市が「ごみの少ない自治体」(人口50万人以上)で3年連続トップに輝いた。市担当者は「市民や事業所の減量、分別意識の高さによるもの。今後も意識啓発に取り組みたい」と話す。

 八王子市の2019年度、1人1日当たりのごみ排出量は770・1グラム。前年より5・5グラム増加しているが、人口50万人以上の全国自治体の中では、3年連続で最も少ない。

 市担当者は「コロナ禍による巣篭もりの影響で増加したが、年々減少傾向が続いていた」と話す。

広まる堆肥化

 八王子市の調査によると、可燃ごみの約4割を占めているのが生ごみだという。生ごみの減量や資源化を進めようと、八王子市では、生ごみ処理機などの購入費の補助を行なっている。

 その一つが、段ボール箱を使い、生ごみを堆肥にする段ボールコンポスト。「生ごみリサイクルリーダー」と呼ばれる市民8人が、市内で講習会を開催し普及活動を行なっている。

 段ボール箱と竹チップ、もみ殻くん炭を使用し、微生物により生ごみを分解して堆肥にする。市は、12年度から講習会を実施。購入費用の補助も行なっている。これまで開催してきた講習会は237回で、3949人が受講してきた。

 リーダーの1人である小林洋子さんは、4年前から講習会で講師として活動している。小林さんは「昨年はおうち時間が増えたからか、ごみを減らしたい、家庭菜園で堆肥を使いたいという若い世代の参加が増えてきた。近年のSDGsの広まりも後押ししているのかも」と分析している。

 夫婦二人暮らしの小林さん宅では、可燃ごみは2週間から1カ月に1回、5リットル袋に収るという。小林さんは「生ごみは資源。捨てるのはもったいない。多くの人に広めていきたい」と話している。
 

八王子版のトップニュース最新6

法政大陸上競技部を支援

スリーボンド

法政大陸上競技部を支援

スポンサー契約通じ地域貢献

12月26日

瀬戸山賞を受賞

八王子BBS会

瀬戸山賞を受賞

半世紀にわたる活動を評価

12月19日

門倉さん、現代の名工に

株式会社エイト

門倉さん、現代の名工に

コンクリート床研磨で

12月19日

57大会ぶりの栄冠

八王子警察署

57大会ぶりの栄冠

警視庁拳銃大会 団体戦で

12月12日

全5館、整備完了

学校給食センター

全5館、整備完了

温かい給食を全中学に提供

12月12日

王座死守を誓う

佐々木尽選手

王座死守を誓う

防衛戦前に市長表敬

12月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月30日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月26日号

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook