7月オープン
市内西部の恩方エリアにあるオンガタ銀座商店会(門脇大輔会長・44)が上恩方町にあるレクリエーション施設「夕やけ小やけふれあいの里」に出店する。これまで農作物直売所があった場所で、そこに地元にちなんだ商品を扱う恩方のアンテナショップ「オンガタVIEW(ビュー)」をオープンする。オープンは7月の予定。門脇さんは「地元の人が色々な形で関わるような街になれば」と期待する。
―・―・―・―・―・―
オンガタVIEWは「地域物産商店」として、周辺で収穫された野菜や地元アーティストが作ったクラフト品、また地場工場による自社製品など基本的に「恩方」に関わるモノを扱う。店名は「眺め」「展望」を意味するVIEWを用いた。
これから改装工事が始まり、7月にオープンの予定。オープンから当面は土曜、日曜や長期休暇の期間のみの営業とする。店舗の場所は管理事務所近くの元農作物直売所。広さはおよそ70平方メートルで、スタッフは商店会の会員が担当する。
描いていた「街」
西寺方町でデザイン事務所と雑貨店を経営する門脇さんは2019年、生まれ育った恩方に商店会を立ち上げた。地域の発展をめざすとともに、自分たちの子ども世代に「集まれる場所」「関われる場所」を残したいという思いが強かった。今回の店舗出店もその考えの延長にある。「ここが商店街になるイメージです」
門脇さんの頭の中には元々そのような「街を作る」アイデアがあった。そんな中、昨年末施設の管理者から入居の打診がくると、すぐ手を上げたそう。
「関われる場所」である取り組みのひとつとして「朝市」を企画している。店舗のオープンに先がけ、こちらはゴールデンウィーク中にも実施する計画。出店できるのはこの地域の住民優先。なお同期間中はキッチンカーの出店や作家によるワークショップも予定している。
門脇さんは「恩方にこだわり、地域の利益に貢献しつつ、ずっと残る場にしたい」と話す。