石森孝志市長は4月20日、新型コロナウイルスワクチン接種の今後の予定について、定例記者会見で発表した。6月末までの予約枠は27万回分を確保。75歳以上から受け付けを再開する。市は、高齢者が接種を2回分完了する時期について「7月中」と見込んでいる。
5月から受付再開
今回受け付ける予約枠は6月末まで27万回分。4月接種分のときのように65歳以上の先着順とせず、年齢で区切る2段階で予約を受け付ける。5月2日から75歳以上、5日から65歳以上。
石森市長は、予約が殺到した4月接種分について「供給量が少なかったことから多くの市民に多大なご苦労をおかけしてしまった」と謝罪した。
また、前回の予約時に回線が繋がり難かったことから、今回は電話を35回線から50回線、予約サイトのアクセス容量を5倍に増やして対応する。
国の予定に基づき
現在、国からの供給が決まっているワクチンは5月3日の週に届く約2万6000回分。市によると「今後、各自治体へ国から2週間ごとに、潤沢に供給される」という。27万回分の予約枠は、国から示された今後の供給量に基づいていると説明した。
市は市内高齢者16万人がワクチン接種を完了する時期について「7月中」と見込んでいる。
余剰分 入院患者へ
また、4月接種では、当日キャンセルにより余ったワクチンの取り扱いに課題が残った。
石森市長は、余ったワクチンが生じた場合、医療従事者または、65歳以上で接種クーポンを持つ入院患者へ転用する方針を示した。
40、50代で増加
市は4月19日、新たに15人の新型コロナ感染者を確認。4月単月累計で327人となった。
市によると「20代のほか、40代、50代の増加も目立つ。特に経路不明者は会食やマスクなしがキーワードになっている」という。
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