八王子市は、八王子市環境資源循環協会と「不法投棄が疑われる廃棄物等を発見した場合の情報提供に関する協定」を3月29日に締結した。早期発見と投棄抑止の効果に期待がかかる。
官民が連携して不法投棄に目を光らせる。市が同様の協定を結ぶのは、2019年の「日本郵便(株)」以来2件目だ。
ステッカーで抑止
市では不法投棄やゴミの不適正管理に対し、年間約150件の注意や指導を行っているという。数としては横ばいだが、より対策を強化するために協定を結んだ。
協会に所属する会員企業である廃棄物処理業者が、業務中に不法投棄が疑われる廃棄物を発見した際に、市に情報提供を行うことで早期発見に繋げる。また、車両にステッカーを貼付することで抑止効果も狙う。対象車両は約400台。市資源循環部廃棄物対策課では「情報提供をお願いすることで、ドライバーの方々に業務中も不法投棄を見張るという意識を持ってもらえる」と期待する。
同協会会長の(株)まごころ清掃社(長房町)の桃井光治郎さんは「これを機会に、市との連携を強化したい。街を美しく保つため、我々が目を光らせることが抑止力になれば」と話した。
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