あきる野市にカート場をオープンさせた 宇田川 英明さん 緑町在住 55歳
構想20年の夢かなう
○…シンプルな作りの競技用車両の「カート」。その体験ができる施設を4月10日にサマーランドの駐車場にオープンさせた。約20年前、圏央道のインターができた頃から構想し、9年前から具体的に準備を進め、コロナ禍というアクシデントを乗り越えて辿り着いた。「山の中ではなく、都市近郊にあることが重要なんです。人目に触れることで、モータースポーツに親しみを感じる機会になれば」
○…大阪府出身。12歳のとき、親の転勤で八王子に。子どもの頃はスーパーカーブームだったと振り返る。「もちろん、将来の夢はレーサーでした」。中学を卒業してメカニックに。やがて16歳で二輪のレースに出場したが、事故を機に「元々やりたかった四輪を」と22歳で転向。4年後にはカートで全日本チャンピオンに。より上位のカテゴリーに進むが、Jリーグ発足に伴いスポンサーが撤退した。「その影響であの頃は続けられないドライバーが多かった」
○…現役時代から次世代の育成に関わり、それが縁でレーシングチームとファクトリーの店「スーパーチップス」(現在は大楽寺町)を29歳のときに引き継いだ。今年からF1に参戦している角田裕毅さんも教え子の1人。今回のカート場は別会社として立ち上げ、取締役をしている。
○…趣味はロードバイクやスキーだが、常に「自分や他者との勝負」に意識が向かって純粋に楽しめない。それから解放されるのがスキューバダイビング。「競争の世界と違い、自分と向き合う時間になるんです」。一方、土日はほとんどサーキットにいて小学生の長男の運動会に行けないことも。「自分にとって打ち込めたのがレース。同じように、自分でやりたいことを、切り開いてほしい」と願う。
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