第52代八王子市議会議長に就いた 吉本 孝良さん 大和田町在住 53歳
何ができるか、前向きに
○…「市民に分かりやすい議会に。そのための改革を進めていきたい」と意気込みを語る。初めて導入された立候補制の議長選出に手を挙げ、第52代議長に就任した。議会運営委員長を務めるなど「開かれた議会」への改革の思いは強い。市民向けに議会報告会などを開催しているが、発信が足りていないとも感じている。「市政は市民にとって大切なこと。さまざまな発信に挑戦したい」という。
○…大和田町出身。会社員、経営者を経験し、10年前市議になった。影響を受けたのは30歳の時に入会した八王子青年会議所。仲間と経営や街について語り合うことが刺激になった。「八王子にはパッと輝くものがない」。だからこそ当選前年に竣工したサザンスカイタワーには「展望台を作る発想だったり、人を集めるための議論は行われたのかな」と、疑問が生まれた。「できないと嘆くよりどうしたらできるのかを考える」。その信条を街づくりで発揮したい思いが芽生えた。
○…日用雑貨を扱う卸売会社の代表を務めている。「今までのやり方と同じでいいはない」という考えは常にある。それは「バブル崩壊を目の当たりにした世代だから」という。また、議論しあえる仲間の存在も大きい。「意見の衝突もあるけど間違いを指摘してくれ視野を広げてくれた」という。「今は難しいけど、仲間といくゴルフが息抜きの時間」とか。
○…市民と行政の間に立ち、互いに「ウインウイン」となる着地点を探る。そのために「地域に本当に必要なのは何か」を考え、10年間活動してきた。東日本大震災の年に市議となり、10年目でコロナ禍を経験した。「時代は動いている。間違えたら直せばいい。少しずつ、行動を変えていければ」と語った。
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