東京都議会議員選挙が4日、投開票された。定数5に対し10人が立候補した八王子市選挙区は東村邦浩氏(公明党・現)、青栁有希子氏(日本共産党・新)、西山賢氏(自由民主党・新)、伊藤祥広氏(同・現)、須山卓知氏(立憲民主党・新)が当選した。前回選挙で2議席を獲得した都民ファーストの会は議席を失った。
市内の投票率は42・94%で、2017年の前回(52・49%)から9・55ポイント減少した。
トップで当選を果たしたのは公明党の東村氏(59)で6選。当選の知らせを受けて「(コロナ禍の選挙戦について)人と会えないというのが、こんなにも難しいのかと感じた。都政でしっかりとキャスティングボードを握りたい」と抱負を語った。
共産党新人の青栁氏(42)は「オリンピック中止、コロナ対策全力を掲げた。公約実現を目指し、1人ひとりに支援を届ける都政へと、全力をつくしていきたい」と決意を述べた。
自民党新人の西山氏(44)は「『今の生活を何とかしてほしい』という声が多かった。1日も早くワクチンを広め、経済支援に努めたい。八王子のために汗をかきたい」と話した。
2期目の当選を果たした伊藤氏(52)は「身近な都政をやってほしいという期待と受け止めている。引き続き、国、都、市が連携するためのパイプ役を担い、コロナ対策などを進めていく」と強調した。
立憲民主党新人の須山氏(40)は「支持を得られた背景には、今の政治への不信感があると思う。コロナ禍の今、辛くて痛みを感じている人に手を差し伸べることが必要」と改めて訴えた。
一方、議席を失った都民ファーストの会の関係者は「やはり都知事の影響力はとても大きかった」と残念そうに振り返った。
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