東京都に4度目の緊急事態宣言が出た7月12日、飲店には酒類の提供停止が求められた。それから約1カ月、八王子の飲食店店主はどんな思いがあるのか。
飲み放題が…
市内で4店舗ある「独楽寿司」の名物はアルコールも含めて500円でセルフサービスの飲み放題。それだけに影響は少なくない。これまでも緊急事態宣言のたびに営業時間短縮など、酒類が提供しにくい状態が続いていたこともあり、副社長の高麗正之介さんは「今さらアルコールが出せなくても、旨い料理を出すという原点に立ち返ればいい」と話す。
それでも、アルコールが出せない影響は無視できない。営業時間短縮などの影響を少なからず助けてくれたのはアルコールの売上があったからでもある。
「だから作りました」と同店では新たに「酒に罪はない」と書かれたジョッキが登場。
とはいえ、緊急事態宣言中は飲み放題も停止中。セルフサービスのカウンターの前で出番を伺っている。
テイクアウトと通販強化へ
焼肉「まんてん」(横山町)では、「やはりヒマですね。一昨年の半分程度の売り上げでしょうか」と五十嵐勝平専務。コロナ禍になってもしばらくは底堅かったものの、アルコールの提供ができなくなってからは厳しい状態が続いているという。「時短だけの頃は、早い時間帯に盛り上がることもありましたが、それもなくなりました」
昨年から、グループ全体では通販や弁当のテイクアウトをスタートしている。また、現在はホームページや通販ページの充実に力を入れているという。狙いはネット検索でできるだけヒットさせることだという。「焼き方であったり、レシピであったりと、情報を充実させる予定です。直接来店できない方にも訴求していきたい」
ファミリー層が来るように
いろり焼きの「高尾山名主ごん助」(南浅川町)の井上貴嗣村長は「酒というより、宴会がほぼなくなったことによる影響が大きい」と話す。デリバリーやケータリングによる販路拡大も検討したが、経費との兼ね合いや煙が出る事への対策が難しいことから実現には至っていない。一方、最近では「個離れの室」であることや郊外であることからファミリー層の来店が増えているという。「宴会のように大人数ではないが、コロナ禍ではありがたい」。少しでも名物の「庭」を楽しんでもらおうと、今年から夜間は竹行燈でライトアップを始めている。
![]() 「まんてん」のテイクアウト弁当。容器代は客負担となるが、その分、ナムルやご飯がついてくる。写真はカルビ弁当
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![]() 他人と接触せずに済む「離れの個室」があるごん助
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