市 2月設置
八王子市は今年2月、新たに「八王子市幼児教育・保育センター」を設置した。
市内には保育園や幼稚園など就学前の児童が通う施設が200以上ある。それらはほとんどが民間の施設でもある。一方、世間では「質の高い幼児教育・保育は生涯の社会的成功に大きな影響を及ぼす」という考えも浸透しつつある。そのような状況を踏まえ、市では幼児期における教育・保育の実践の質の向上を総合的に推進するにあたり、それらの施設に対し専門的な指導や助言ができる体制を整備するため同センターを設置した。
担当する子ども家庭部子どもの教育・保育推進課はこの半年間、コロナ禍で思うような活動は実現できていないとしつつも、今後は研修、支援、情報収集発信、連携に取り組んでいくという。米村勇課長は「幼児教育保育に携わるすべての人が正しい知識を持ち、子どもの心に寄り添ってほしい。その生きる力の基礎を培えるような幼児教育保育の質の向上を支援したい」と話した。
市内幼稚園の園長は「八王子市が子どもの為に新しい取り組みをすること、嬉しく思います。何かと大変な状況ですが、幼児教育に対しての関心が一層高まるよう期待しています」と話した。また「各園の教育理念、建学の精神を大切にしながらお互い連携し、幼児教育の質向上に向けて切磋琢磨していければ。また、幼児教育の質とは何か、現場とともにセンターからの情報発信も期待したい」という声もあった。なお専門の部署としての設置は多摩地域で初という。
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