八王子市の新型コロナウイルスのワクチン1回目接種率が78・8パーセント(10月8日現在)となった。21日までに接種対象者の7割が2回目接種を完了する見込みとなり、石森孝志市長は定例会見で、11月から接種会場を減らしていくことを発表した。
16―19歳で9割
八王子市のワクチン1回目接種者は40万8392人、2回目接種者は35万1689人となり、接種率はそれぞれ、78・8パーセント、67・8パーセント(8日現在)。また、予約状況から10月21日までに7割の市民が2回目接種を完了する見込みとなる。
これを受けて市は11月から、平日会場を現在の5カ所から4カ所に、日曜会場を20カ所から6カ所に縮小する。石森市長は「接種が順調に進んでいると判断した」と説明する。
年代別にみると、16歳-19歳の1回目接種率が7日現在、9割を超えた。市内65歳以上の接種率(85・6パーセント)より高く、石森市長は「数値の高さに非常に驚いている。この調子で、20代、30代、若い世代の接種を後押しできれば」と期待した。
市は、16歳-19歳の接種率の高さについて「拠点接種や市の接種会場となる学校もある。身近にあることが要因では」と分析している。
3回目、年内向け準備
厚生労働省は9月、3回目ワクチン接種を行う方針を固めた。これを受けて八王子市は現在、3回目接種について準備を進めているという。
厚労省の方針では、3回目接種は、2回目接種から8カ月間以上、期間を空けた人から実施していくという。
市によると市内で最も早く2回目接種を終えた人は5月5日。市担当者は「来年1月、さらに医療従事者の人などはもっと早い。12月から接種開始となっても対応できるよう会場など準備を進めていく」と話す。ワクチンはファイザー社製。
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