明神町で建設が進んでいる東京都立多摩産業交流センターの開業日と予約開始日、愛称が発表された。開業は来年10月14日で、予約は今年11月1日から受け付ける。愛称は「東京たま未来メッセ」に決まった。
同施設は、JR八王子駅と京王八王子駅の間にある旧・繊維試験場の跡地に建設中。開業は来年10月14日。予約開始は今年11月1日(月)午前9時からとしている。
地上7階・地下1階建て。1階と2階が吹き抜けになっており、4つの空間に分割できる。つなげれば最大約2400平方メートルの広さ(東京ドームのおよそ半分)で、多摩地区最大級の産業交流拠点となる。利用の想定は、展示会、見本市、学術会議など。展示場は3階までで、4階以上は合同庁舎として八王子都税事務所、浅川林務出張所、南多摩西部建設事務所と八王子市保健所が入る複合施設となる。
施設の利用などに対応する開業準備室によると「予約開始前から問い合わせは多数いただいており、期待の大きさを感じる」と話している。
同施設が市内にできることについて国際会議や展示会の誘致に取り組む「MICE」推進の八王子市の担当課長となった立川寛之さんは「最先端技術は中小企業が持っており、八王子・多摩地区はまさに最前線。アクセスの良さなど開催地としての利便性は高い」と八王子の利点を挙げ、「イベントに付随する飲食や移動といった面でも観光コンベンション協会の事業者ネットワークで支援できる。八王子は高尾山といった観光もあるのが強み」とソフト面での対応でも自信をみせた。