八王子高校OB
プロバスケB3東京八王子ビートレインズに今季、「ご当地選手」が入団した。山形から移籍した新号(しんごう)健(たけし)選手(26)は、台町にある八王子学園八王子高等学校のOBだ。
江戸川区の出身でバスケは6歳の頃に始めた。母親がバレーボールをしており、その知人にミニバスのコーチがいて、コーチから手ほどきを受けたのがきっかけだ。
中学は地元の区立学校へ。現在B1島根で活躍する安藤誓哉選手も出身の「強豪校」で3年のときには全国大会ベスト8まで上りつめた。この頃から「将来はバスケをやっていこう(プロになろう)」という意識が芽生えたそう。
八王子高校へ進学した理由は2つある。ひとつは高3になった年に東京国体が開催されるタイミングだったので、その地元大会にはぜひ出場したかったこと。もうひとつは、中学時代のライバル校が「中高一貫校」だったため、そのチームとまた戦えると考えたこと、だ。
キャプテンで優勝
朝5時半に起き、1時間半から2時間、電車に揺られ江戸川区の自宅から八王子へ。朝練をし授業。午後の練習は5時半から夜まで。家に戻るのは毎日10時くらいだった。「振り返ると、よくやっていたと思います」。ただ、それだけ「やりがい」があったことも事実という。2年のときにはインターハイでベスト4。目標のひとつだった東京国体ではキャプテンを務め、見事にチームを優勝へ導いた。
八王子選んだ理由
日本大学を卒業後、プロ選手となる。今回、八王子へ移籍した理由のひとつは「ずっとバスケに携わり、将来的に指導者になりたい。そう考えたとき、母校が近くにある環境は魅力的だった」と話す。オフシーズンは例年、在籍していた部を訪問し選手へアドバイスを送ることにしていた。八王子に来てからはシーズン中も訪れることがあるそうだ。
八王子では移籍1年目ながら副キャプテンを任されている。チームを引っ張ることについては「しっかりした行動や姿勢を見せていかないといけない」と話す。練習はいつも一番乗り。遠方から通った高校時代もずっとそうしていたという。
「勝ち負けはもちろんだが1試合1試合、今の相手にフォーカスしひとつひとつ課題を解決していく」。今季は現状、負けが先行しているが(10月28日時点3勝5敗)、落ち着いてやるべきことをたんたんと続けていく考えだ。
来週末ホーム試合
東京八王子ビートレインズの次回のホーム試合は 11月12日(金)午後7時、13日(土)午後4時開始のアルティーリ千葉戦。会場は狭間町のエスフォルタアリーナ八王子(サブ)。チケットは大人前売り2200円から。問い合わせは事務局【電話】042・649・4440へ。
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