川口町にある白山神社の山容整備が完成し11月24日、記念法要が行われた。社殿や鳥居が新しくなり、参道も整えられた。整備は氏子らの念願で、関係者は「これでお詣りに行きやすくなるはず」と喜んだ。
長楽寺でも法要
法要は神社本殿で行われたのち、神社からおよそ120メートル、坂を下ったところにある神社の別当である長楽寺(川口町)でもおよそ30人の関係者を招いて行われた。
同寺の大山義順住職による読経ののち、この日お披露目となった太鼓の打ち初めも行われた。太鼓は総代が寄贈したもの。また、八王子芸者衆が駆けつけ、祝いの舞を披露した。
川口町の歴史に詳しい五味元さんも法要に参列し長楽寺、白山神社のこれまでについてを語った。五味さんは長楽寺の山号が「医王山」(いおうざん)とされていることについて、その由来が石川県などにまたがる医王山(いおうぜん)にあり「長楽寺は人々の長命と楽しい暮らしを希求しつけられた寺名。その後、それにふさわしい薬師如来像(都有形文化財)が建立され、その薬師如来に最もふさわしいとしてつけられた」と説明した。
「親子のよう」「地域のおかげ」
長楽寺はおよそ830年前、1187年の開創で「八王子最古の寺」と知られている。一方、白山神社については「およそ800年前」に勧請されたと推測されるそう。同寺の馬場實総代は「神社とお寺は親子のようなもの」とし「今回きれいに整備されてご先祖様も喜んでいるはず」と話した。五味さんは1100年前の記録もあるという「川口の歴史」について、「地域の人が守っているおかげ」と話した。
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