ひよどり山中で
第十小学校(大和田町)の保護者らによる「第十小学校おやじの会」が11月25日、ひよどり山中学校(暁町)で同校2年生を対象に「働くことについて」のイベントを開催した。
同中では特別授業の一環として毎年「職場体験」を行ってきたが、昨今はコロナ禍で企業側の受け入れが難しくなっているため今回、その代替え企画としておやじの会へ開催の依頼をした。外部の講師を招くキャリア教育の一環という。
機械系エンジニア、ウェブ戦略コンサル、モノレール駅員など当日は多様な職種の会員7人が同校を訪れ、2年生70人に対しそれぞれの仕事について説明した。
工夫を凝らしたスライド、レゴを使ったワークショップ、実物での製品説明などをしながら、仕事に対する考え方や社会に出るまでに必要な心構えなどを「熱く」語った。
職業観 柔軟に
おやじの会ではこの活動を「ジョブトーク」と呼んでおり「未知の業種」を知り関心を高めることで広く柔軟な職業観を醸成することを目的に実施している。
「まだ深い理解や実感はできなくてもほんの少しでも自分の将来に対する自信や安心感、気づきが得られたようで我々全員とても嬉しく思っています」とおやじの会の櫻井励造さん(46)は今回のジョブトークを振り返る。また櫻井さんはこのような地域の子どもたちをサポートする取り組みについて「教職員と保護者の垣根がなく対応できることが増えていくと、教育や学校環境の向上にも寄与できると信じています」と話した。
八王子版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
国際理解深める講演会12月19日 |
|