全国の高校生たちが観光動画の出来を競い合う「観光甲子園」の決勝大会に、都立八王子東高校(高倉町)のチーム「rmny」(ラムニー)が出場する。決勝大会は2月6日にオンラインで開催される。
同大会は、観光庁の後援を得て兵庫県の一般社団法人NEXT TOURISMが主催するもの。参加資格は高校生で、予選では動画制作計画書と絵コンテを提出し、準決勝では実際に180秒の動画を応募。審査の結果、5チームのみが進出できる決勝大会へコマを進めた。決勝では動画制作に至る過程を300秒にまとめたプレゼンテーション動画も提出する。
東高校の1年生で同じクラスの深野真海(まみ)さん、富本瑠菜さん、白水乃愛(のあ)さん、武井優奈さんのチーム「rmny」(ラムニー)は、高校の科目「探求」の一環として参加。「日本遺産」のテーマを選び、7月から11月の間に5〜6回程度、地元で認定された「高尾山」で撮影をした。作品は同大会のHPで公開されている(https://www.nexttourism-contest.jp/)。
飽きさせない工夫
動画は、SNSで話題になっている高尾山に4人で観光に出かけるという内容。テンポよく場面が切り替わり、時にはスマートフォンの縦画面の映像や、SNSに投稿しているような画面にも。視聴する側が「実際に高尾山観光に行ったら、こんな思い出が作れる」と感じられる内容だ。高尾山の僧侶にインタビューする場面ではBGMをカットし、メリハリをつけることで「霊山」としての魅力も表現した。
ターゲットは同世代の女子高生という。「高校生がインスタグラムに投稿して、それを見た人まで広がっていく」効果を狙った。一方で、「画面上に出てくる文字を減らし」て子どもも見れるようにしたという。
スマホで撮影
撮影も編集も全編スマートフォンを利用している。動画編集はプライベートで日常的に行っているため、まったく苦ではなかったようだ。
発起人の深野さんは「決勝大会では、私たちなりの方法で伝えたい」と話した。
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