市内を拠点にスーパーマーケットを展開する(株)スーパーアルプス(滝山町)と八王子市保健所のコラボ弁当「カラダ憩いプレート」が、「お弁当・お惣菜大賞2022」(一般社団法人全国スーパーマーケット協会主催)のお弁当部門で入選した。
同商品の開発に携わった同社の古谷忠久さんは「健康志向の弁当は受けが良くない中でも試行錯誤して作った弁当。非常に嬉しい」と話した。
応募総数は4万1923件。弁当部門は5325件で、最優秀賞などを含む38件が入選した。また、同社は寿司部門でも「豪華海鮮飯」が優秀賞を受賞している。
9度目の開発
同商品のテーマは「カラダに優しく、野菜がたっぷり食べられる」。1日に必要な野菜の3分の1以上が摂れ、塩分は2グラム以下となる。
販売を開始した昨年4月下旬から1月下旬までの販売数は1万7000個。古谷さんは「健康志向の弁当でこれだけ売れるのは驚き」と話す。
同店はこれまでも「健康弁当」の開発に取り組んできた。販売したのは8商品。だが結果は「いまいち」に。古谷さんは「味が薄く、野菜が多くなるため、満足感が得られ難い」という。
そこで今回は保健所に協働開発を依頼。同所の管理栄養士が調理方法や、栄養成分を助言した。市担当者は「健康はあえて主張せず、『実は野菜が摂れ、体にいい食事をしていた』ことを目指した」という。
主菜は白身魚フライ、竜田揚げ、ハンバーグの3種を用意。副菜でカロリーや塩分調整をする一方で、千切りキャベツに肉みそをかけるなど細部にこだわりも。古谷さんは「食べる頃にべちゃっとなるドレッシング代わりに。たどり着くまで苦労した」という。試作品は10個以上に及んだ。
古谷さんは「家庭の味を大切に、添加物をなるべく使わないことが当社のこだわり。お弁当が評価され非常に嬉しい」と話した。カラダ憩いプレートはスーパーアルプス全店で販売している。価格は税込み429円。
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